タイの食堂
タイの食堂には私の住んでいるコーンケーンでは
一番高級なのがホテルのレストラン、ついで冷房設備のある
個人のレストラン、それから町のいたるところにある
冷房無しの普通のレストラン、
それから忘れてはならない膨大な数の庶民の胃袋を支える
町中の屋台といったところである。
場末の屋台で食べる料理と高級レストランで食べる料理は
基本的に同じ味をしている。
高級レストランが特別に美味しいというわけではない。
屋台でも美味しい店は多くあるし、なにより料理の値段が安くて
安心して心行くまで食事ができることは、屋台の大きな魅力となっている。
日本のレストランに入るとまず係の女性か男性が丁寧に挨拶にきて
注文をとり、食事の後の支払いは店の出入り口付近にある会計の場所で
支払いをする。これに対してタイでは同じく女性か男性の係員がテーブル
のところまで注文をとりにやってくるが、日本のような丁寧な挨拶はない。
いきなり何を食べますか、それから飲み物は何にしますかのような会話と
なる。客は料理の味付けや、方法にさまざまな注文をつけることができる。
さらにやってきた料理にはさまざまな香辛料などで自分好みの味にしてから
食事をする。食事が終わると食堂の係の人をテーブルまで呼んで
支払いはテーブルのところで行われる。通常この係の人にはタイでも
多少のチップを支払うのが習慣となっている。
屋台ではチップの必要は無いし、テーブルの持ち主の屋台以外の
屋台からも料理を自由にとることができる。もしも屋台でビールが飲みたく
なった場合にはすぐ横にあるセブンイレブンで自前のビールを飲むことも
自由であるし、屋台の女主人はビールを飲むグラスを貸してくれる、
また氷も無料で提供してくれたりする。
タイの屋台はサービスが良いのです。
ただ気温が暑いので冷房のきいた部屋で食事をしたい場合には
上記のホテルのレストランか冷房設備のあるレストランでの
食事がお勧めです。
屋台ではタイ式ラーメンが20バーツ(60円)、他のメニューも
似たり寄ったりの安い値段の設定となっています。
セブンイレブンのビールは大瓶1本40バーツ(120円)といった
ところです。
タイの文化(サマリー)
タイの文化について時間のゆとりがあるときに少しずつ書き溜めた文章
はタイの文化(その1)から(その10)まで10種の文章となって
しまっていた。そこで今回タイの文化(サマリー)としてひとつに
まとめておくものであります。
我々が高校生のときに旺文社の大学受験講座というラジオ放送があって
私も他の学生たちと同じようにこの講座を利用して大学の受験勉強をしていた。
深夜の11時から12時まで毎日放送されるこの講座を聞き続けるのは
それなりにかなりの忍耐を必要とした。毎日予習をするのも大変なものであった。
この受験講座の前に、あるキリスト教会の団体が毎日放送する「心のともしび」
という番組があり、私はこの番組を毎日聞いていた。
この番組開始のナレーションは、
「心に愛が無ければ、どんなに美しく着飾った言葉も相手の胸に響かない」という
キリスト教の聖書より引用した聖パウロの言葉であった。
日本人、タイ人それぞれ別々の特色ある文化をもっていて、どちらがよいか、
どちらが正しいかといったような議論は全くのナンセンスであると私は常々考えていた。
日本人とタイ人、別々の文化ではあるけれども聖パウロのこの言葉は国籍や文化を
超越して人々の心に迫る真理の言葉ということができる。
「心に愛が無ければ、どんなに美しく着飾った言葉も相手の胸に響かない」
Srachai from Khonkaen, Thailand
タイの文化一覧:
タイの文化(その1) 雨の日にも傘をささないタイ人
タイの文化(その2) 勉強熱心なタイ人女性たち
タイの文化(その3) タイ人は敬謙な仏教徒
タイの文化(その4) タイの市場
タイの文化(その5) タイの食堂
タイの文化(その6) タイ人は外食が大好き
タイの文化(その7) 果物王国タイランド
タイの文化(その8) タイ人の誕生日
タイの文化(その9) タイの電話代は高い
タイの文化(その10) 微笑みの国タイランド
kiyoshi matsui from Khonkaen, Thailand